
アナハイムにあるディズニーパークの一つ、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク (Disney California Adventure Park) で夜に開催される水上ショー、ワールド・オブ・カラー (World of Color)。
アナハイムへ行ったら、これを見ずして日本へ帰ることはできません!
そしてこのワールド・オブ・カラーは大人気のショーのため、事前にしっかりと計画を立てておくことが必要になります。
今回は、ワールド・オブ・カラーのファストパスとダイニング・パッケージの両方を経験してみて分かったそれぞれの整列場所と鑑賞エリア、メリット、おすすめの鑑賞場所について、詳しく解説していきます!
アナハイムのディズニーランド・リゾートに行く予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. ワールド・オブ・カラーとは
1-1. 概要
ワールド・オブ・カラーは、世界最大級のウォーター・スクリーンに、ディズニーアニメや実写映画の名場面が映し出されるナイト・スペクタクルショーです。
2010年6月11日にスタートし、内容変更や休演を繰り返しながらも現在まで公演されています。
パーク:ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク
エリア:パラダイス・ピア
鑑賞場所:パラダイス・ベイ周辺
所要時間:約22分
公演回数:1日1回~2回
1-2. 内容
ショーの内容は季節や新作映画の導入などによって入れ替わります。
現在行われているワールド・オブ・カラーはオリジナル版です。
ワールド・オブ・カラー オリジナル版 登場作品
- リトル・マーメイド
- ファインディング・ニモ
- ウォーリー
- トイ・ストーリー
- アラジン
- ポカホンタス
- バグズライフ
- バンビ
- パイレーツ・オブ・カリビアン
- ライオン・キング
- ダンボ
- 塔の上のラプンツェル
- カールじいさんの空飛ぶ家
- わんわん物語
- プリンセスと魔法のキス
- 美女と野獣
- 白雪姫
- 眠れる森の美女
- シンデレラ
- 不思議の国のアリス
- ノートルダムの鐘
- リロ・アンド・スティッチ
- 風車小屋のシンフォニー
- ファンタジア
以前には、2013年11月15日から2014年1月6日までの期間中、ワールド・オブ・カラー:ウィンター・ドリームスが公演されていました。
2013年11月27日に公開された『アナと雪の女王』をメインに、冬をテーマにした内容となっています。
筆者はこのウィンター・ドリームス版も大好きです。
また、2015年5月22日から2016年9月5日までの期間中は、ワールド・オブ・カラー セレブレート!ワンダフル・ワールド・オブ・ウォルト・ディズニーが公演されていました。
こちらはカリフォルニアのディズニーランド・リゾート開園60周年を記念して作られました。
ミッキーとニール・パトリック・ハリスさん(アメリカの俳優)がホストとなり、ウォルト・ディズニーの歴史を振り返る内容となっています。
そして現在、2019年9月6日から10月31日までの期間限定イベント「Oogie Boogie Bash – A Disney Halloween Party」に合わせ、ワールド・オブ・カラー:Villanious! が公演されています。
2. ワールド・オブ・カラーの鑑賞方法
ワールド・オブ・カラーの鑑賞方法は、
- ファストパスを取る
- ダイニング・パッケージを予約する
- デザートパーティーを予約する
の3つがあります。
それぞれの鑑賞方法について、詳しく説明していきます。
2-1. ファストパス
ワールド・オブ・カラーはディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク内で唯一、ファストパスを取得できるショーです。
ディズニーランド・パーク内のショーではファンタズミック!が唯一ファストパスを取得できます。
ワールド・オブ・カラーは大人気のショーですので、ファストパスを狙う場合はなるべく早めに取っておきましょう。
ファストパスの取得方法は2つあります。
ファストパス発券機
ファストパス発券機の場所は、「リトル・マーメイド:アリエルのアンダーザシー・アドベンチャー」のアトラクションの入り口右手側にある通路を少し歩くとあります。
パーク入り口から向かう場合は、この経路が一番早くたどり着けます!

発券機は下の画像のような黒い箱が2つ並んでいて、周辺にはキャストさんが数名立っています。

ファストパスを発券する時間帯によって、鑑賞エリアが “BLUE” と “YELLOW” に分かれます。
鑑賞エリアについては、3. ワールド・オブ・カラーの鑑賞場所 で詳しく説明しています。
マックスパス
Disney MaxPass (マックスパス)という、アプリ上でファストパスを取得できる有料サービスがあります。
MaxPassで取得できるファストパスは以前まではアトラクションに限られていましたが、2019年4月からは2つのショー「ワールド・オブ・カラー」と「ファンタズミック!」も取得できるようになりました!
MaxPassは、アプリ上でファストパスを取得したり、アトラクションやグリーティングなどでカメラマンに撮影してもらった写真をダウンロードできるサービスです。
1日1人15ドルで、ファストパスを取得するにはメンバー全員がMaxPassを利用する必要があります。
写真のダウンロードだけであればメンバー内の1人だけがMaxPassを利用すればOKです!
MaxPassの利用方法については、こちらの記事でまとめています。
アトラクションのファストパスをたくさん取りたい! ファストパスを取る時間を節約したい!という方は、MaxPassを利用してワールド・オブ・カラーのファストパスもアプリ上で取ると便利ですよ。
2-2. ダイニング・パッケージ

筆者が最もおすすめしたい鑑賞方法は、ダイニング・パッケージを予約して専用エリアで鑑賞することです。
ダイニング・パッケージとは、昼食や夕食をレストランで食べて、夜はショーを専用エリアで楽しむことができるパッケージプランです。
ワールド・オブ・カラーだけでなく、『ファンタズミック!』や『アナと雪の女王-ライブ・アット・ザ・ハイペリオン』もプランが用意されています。
このプランを利用する人は限られているため、ファストパスエリアよりも混雑しておらず快適にショーを鑑賞することができます。
約2か月前から公式サイトで予約することができます。
2-3. デザートパーティー
ダイニング・パッケージとはまた別に、デザートパーティーというプランもあります。
ショーを鑑賞する際にテーブルとイスが用意され、デザートを食べながらショーを鑑賞できるプランです。
ワールド・オブ・カラーのショー鑑賞エリア内では唯一イスに座って鑑賞できます。
ゆったりとショーを楽しみたいという方におすすめのプランです。
ダイニング・パッケージと同様、約2か月前から公式サイトで予約することができます。
3. ワールド・オブ・カラーの鑑賞場所
鑑賞エリア全体図はこちらです。

- 青:ファストパス “BLUE”
- 黄:ファストパス “YELLOW”
- 赤:ダイニング・パッケージ「ワイン・カントリー・トラットリア」
- 橙:ダイニング・パッケージ「カーセイ・サークル・レストラン」
- 紫:ワールド・オブ・カラー・デザートパーティー
各エリアの詳細とそれぞれの待機場所を1つずつ説明していきます。
3-1. ファストパス
ファストパスエリアはすべて立ち見です。
待機列に並んだ順で入場し、鑑賞場所はエリア内であれば自由に選ぶことができます。
そのため最前列で見たい場合は、入場開始前にはエリア付近で待機して、入場待機列に並ぶ必要があります。
入場待機列は、入場開始約15分前から下の図の赤い枠あたりでキャストさんの誘導のもと形成されます。
列は矢印の方向へ向かって伸びていきます。

そして、開演約1時間前から入場が開始します。
エリアに入るときにファストパスチケットをキャストさんに渡します。

先述のとおり、ファストパスの鑑賞エリアは“BLUE”と“YELLOW”に分かれます。
一般的には、”BLUE”エリアと”YELLOW”エリアは下の図ような配置になっています。

また、ダイニング・パッケージの占有率によっては、ファストパスエリアが下の図のように広がることもあります。


筆者は”BLUE”のファストパスを発券しましたが、その日はダイニング・パッケージの予約が少なかった関係で、上の図の★の位置で鑑賞することができました。
“BLUE”エリアと”YELLOW”エリアのうち、おすすめは“BLUE”エリアです!
ミッキーの観覧車は少し斜めを向いており、観覧車の向きと並行に水上ショーが行われますので、”YELLOW”エリアだと少し右側に寄ってしまいます。
“BLUE”エリアなら、最前列でも全景を綺麗にみることができます。

ファストパスの発券時間によってエリアが異なりますが、筆者は開園と同時にファストパスを発券しに行き、”BLUE”のファストパスをもらえました!
また、発券機付近にいるキャストさんに聞けば、今どちらのファストパスを発券中なのかを教えてもらえます。
最前列で見たければファストパスを取っていても少し並ぶ必要がありますが、それでも最前列で見ることを強くおすすめします!
最前列は濡れることがあるとキャストさんから案内されますが、濡れるかどうかは風向きや風の強さによって変わりますので、正直なところ当日になってみないと分かりません。
濡れてもいい!という方は、ぜひ最前列を狙ってみてくださいね。

筆者が鑑賞した日は風があまり吹いていなかったため、中央の最前列でも全く濡れませんでした。
3-2. ダイニング・パッケージ
ダイニング・パッケージ専用エリア内も、すべて立ち見での鑑賞となります。
レストランごとに分かれた待機列に並んだ順で入場し、鑑賞場所はエリア内であれば自由に選ぶことができます。
ワールド・オブ・カラーのダイニング・パッケージの対象レストランは2つあり、ランチとディナーを選ぶことができます。
それぞれのレストランの詳細と、鑑賞エリアについて説明していきます。
ワイン・カントリー・トラットリア (Wine Country Trattoria)
ワイン・カントリー・トラットリアは、イタリアンのコースを楽しめるレストランです。
お店の外観、内装はとてもお洒落で、料理の味もおいしいです。
次のカーセイ・サークル・レストランより値段が安いので、ワールド・オブ・カラーの鑑賞目的であればこちらのレストランのほうがコストを抑えられて良いですよ。
鑑賞エリアに入る際に必要なチケットをお会計時にもらいます。

チケットを持って、ショー開始までに鑑賞エリア入り口に行くと、チケットを回収されて中へ入ります。
ワイン・カントリー・トラットリアの鑑賞エリア入り口はここです。
待機列は矢印の方向へ伸びていきます。

そして、ワイン・カントリー・トラットリア専用鑑賞エリアはこちらです。

ダイニング・パッケージの占有率によっては、ワイン・カントリー・トラットリア専用観賞エリアは下の図のように縮小することもあります。


筆者がワイン・カントリー・トラットリアのダイニング・パッケージを利用した日は縮小パターンでした。
カーセイ・サークル・レストランよりも近くでショーを見ることができます。
ファストパスエリアよりも空いていますので、快適にショーを鑑賞することができます。
ワイン・カントリー・トラットリアのダイニング・パッケージ体験レポートはこちらでまとめています。
カーセイ・サークル・レストラン (Carthay Circle Restaurant)
カーセイ・サークル・レストランは、ディズニー初の長編アニメーション『白雪姫』を上映したカーセイ・サークル・シアターを再現したレストランです。
1階はバーラウンジ、2階がレストランとなっています。
ワイン・カントリー・トラットリアよりも少々お高めのコースですので、その分お味のほうもワンランク上になっているようです。
高級感や、”ディズニーにまつわるレストラン“という点を求める方にはこちらのレストランがおすすめです。
ワイン・カントリー・トラットリアと同様、鑑賞エリアに入る際に必要なチケットをお会計時にもらいます。
チケットを持って、ショー開始までに鑑賞エリア入り口に行くと、チケットを回収されて中へ入ります。
カーセイ・サークル・レストランの鑑賞エリア入り口はここです。

そして、カーセイ・サークル・レストラン専用鑑賞エリアはこちらです。

ワイン・カントリー・トラットリアよりも一段上での鑑賞となります。
レストランが高級な分、予約をしている人も少ないので、エリア内はかなり空いています。
3-3. ワールド・オブ・カラー・デザートパーティー
デザートパーティーは、ショーを鑑賞する際にテーブルとイスが用意され、デザートを食べながらショーを鑑賞できるプランです。
ワールド・オブ・カラーのショー鑑賞エリア内では唯一イスに座って鑑賞できます。
デザートパーティーを予約したら、当日は直接デザートパーティー専用エリア入り口へ行きます。

予約者の名前を伝え、リストバンドをもらいます。
座席は自由席のため、席を選びたければ早めに到着したほうが良いです。
デザートパーティー専用鑑賞エリアはこちらです。

座席についてからドリンクを注文し、おかわりもできます。
また、あらかじめ決まったマカロン・クッキー・フルーツ・チーズなどの一式がテーブルに運ばれます。
ご存じの通りアメリカのデザートはかなり甘く量も多いため、時間内に食べきることは難しいです。
ですが、余ったデザートは持ち帰ることができますので、安心してショーの間は鑑賞に集中できます。
ゆったりと座って鑑賞したい方にはおすすめです。
4. おすすめの鑑賞方法
ワールド・オブ・カラーは水や火を使った美しい演出があり、最前列に近ければ近いほど感動は増していきます!
前方と後方だと迫力が全然違いますので、とにかく最前列をおすすめします!
ワールド・オブ・カラーは、「デザートパーティー」以外はエリア内全て立ち見での鑑賞となります。
そして、外国の方は日本人に比べて背が高い人が多く、日本とは違いカメラを頭の高さより上にあげてもマナー違反にはなりません。
また、水上ショーは目線とほぼ同じ高さなので、前に人が立ってしまうとなかなか見えづらくなります。
ワールド・オブ・カラーの鑑賞のための待ち時間を割ける方は、ファストパスを取って待機列に並び、最前列で鑑賞することをおすすめします!
また、ワールド・オブ・カラーの鑑賞のためにお金を使ってもいいという方は、ぜひダイニング・パッケージを予約して専用観賞エリアでショーを観てください。
5. まとめ
ワールド・オブ・カラーの3つの鑑賞方法、鑑賞場所、そしておすすめの鑑賞方法についてまとめてきました。
ワールド・オブ・カラーは大人気のショーのため、アナハイムへ行く予定のある方はぜひこちらの記事を参考に計画を立ててみてくださいね。
以上、最新版ワールド・オブ・カラー完全攻略でした!
コメント
はじめまして。観賞ガイドとても参考になりました!
ワインカントリートラットリアの専用観賞エリアについてお伺いしたいです。
背が低く最前列の観賞を希望しております。
観賞エリア縮小バージョンの場合は縮小してない時の前方エリアにあたる場所で見れないと思うのですが、その前方エリアに人は入るのでしょうか?
FPの人のエリアになる可能性があるなら、ダイニングパッケージではなくFPにしようと思っています…!
ご回答いただけたら嬉しいです。
まゆき様
コメントをいただきありがとうございます。
また、記事をお読みいただきありがとうございました。
ご質問についてお答えいたします。
筆者が縮小バージョンの日に観賞した際は、前にはファストパス(おそらくBLUE)の人たちが入りました。
植木を境に段差がありますので、人の頭で見えないということはありませんでした。
ですがスマートフォン用の自撮り棒を使用している方が多くいらっしゃり、どちらかというとその棒やスマートフォンによって少しだけ見えづらさを感じました。
ただ、ファストパスですと整列開始まで周辺で様子を見ていなければならない緊張感もありますので、その点が問題なければファストパスをおすすめします。
なお、その日によって中央最前列がワイン・カントリー・トラットリア専用エリアになってしまう可能性もありますので、その点だけご了承いただければ幸いです。